ふじみ野が激闘を制した。

3-3の延長12回。先頭7番の岡部路蓮外野手(3年)が死球で出塁すると、犠打や9番高野太佑内野手(2年)の中前への二塁打などで1死満塁の好機をつくった。ここで宮尾泰雅外野手(2年)がスクイズを敢行。バッテリーに読まれて投球をウエストされたが、飛び出した三塁走者を刺そうとした捕手の送球が悪送球に。これが決勝点になった。

その後も3番町田一路投手(3年)が右前適時打を放って突き放し、勝負あり。町田は「春はチャンスで打てなかったのでワンチャンスを生かしたいと思っていた。ボール球だったが気持ちで打ちました」と振り返った。

高橋良監督(34)は「(2番手の)小島がテンポよく投げてくれた」とたたえた。【星夏穂】