ベンチ入り11人の葛飾商が延長10回、連打を許して力尽きた。それでも11人全員が出場して3点を奪った。

試合開始当初は三振の山。6回までに12三振を数えながら、8回には死球の走者を敵失でかえし、同点に追い付く粘りを見せた。

試合後、応援団を前に整列したナイン。永井泰駿主将(3年)は「後悔のある負けですが、このチームでやれてよかったです」と話し涙した。傍らの石川和也監督は「そのひとことが聞けてうれしい」と感激の表情でナインを見つめた。