6年間の絆は、これからも続いていく。本郷は、逆転負けを喫し初戦敗退となった。

このチームは昨秋、今春ともにブロック予選の1回戦で敗れており、公式戦での勝利は飾れなかった。小川均監督(47)は「きっかけを作ってあげたかった。力不足です」と話した。

中高一貫のため、高校から入った選手は1人だけ。ほとんどが中高6年間をともにプレーしてきた。

エースで4番の飯島健心投手(3年)は「もう一緒に野球ができないと思ったら、悔しいし悲しい」と言葉を絞り出した。背番号1を背負い、7回を被安打8の3失点だった。5回まで1-0でリードしており「6回までいいペースだったけど、6回に先頭の四球から始まって、流れを悪くしてしまった」と反省した。

6年間の思い出は、何げない日常だ。練習のあと、部室でおしゃべりをする時間が楽しかった。「練習についてだったり、プロ野球の結果とか。野球と関係ないこともたくさん話していました」。一緒に過ごした時間が、何よりの宝物として残った。

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