4月から岡田龍生監督(61)が率いる東洋大姫路が、初戦を5回コールド勝ちで飾った。全国屈指の進学校との初戦で、2回に4番の内田桔平外野手(3年)が先制のソロ。千代凱登(せんだい・かいと)外野手(3年)の適時三塁打などで4点を取り、3回には6四死球を足がかりに8点を追加。4回にも3点を奪い、5回コールド勝ちした。

岡田監督は3月まで履正社(大阪)を率いて、19年夏に阪神井上らと全国制覇。4月から母校・東洋大姫路の監督に着任した。夏の初陣は圧勝発進となった。岡田監督は「母校に帰って来て“夏の東洋”といわれて育ってきた現役時代もありましたので。なんとか強い東洋大姫路を、と思ってやっています」と、校歌を歌う教え子であり後輩でもある選手たちを見つめた。今後については「いろいろゲームの中で試しながらやっていかないといけない部分があります」と、夏を戦いながら成長していく姿を求めた。