昨夏覇者の日大山形は酒田光陵に8-4で勝利。6-4で迎えた7回2死一塁、花岡悠希内野手(3年)が、公式戦初本塁打となる右越え2ランを放ち、勝利を決定づけた。

日大山形・荒木準也監督(50)が「今日の後半は花岡に尽きると思います」とたたえる通り、後半は花岡の独壇場だった。6-1で迎えた7回表に3失点。2点差まで詰め寄られたが、その裏、花岡が右越え2ランで試合の流れを奪い返した。8回2死一塁の場面では、三遊間を抜けそうな鋭い当たりを好捕。冷静に二塁に送球し、一塁走者を封殺。9回にはマウンドに上がり、勢いのある130キロ中盤の直球を連発。1安打を許したものの、わずか11球で試合を締めくくった。花岡は「連覇できるのは日大だけなので、どんな試合も勝たないと」と勝ってかぶとの緒を締めた。