3季連続甲子園出場を狙う二松学舎大付は、初戦を8回コールドで突破した。

0-0で迎えた3回2死、1番打者の親富祖凪人(おやふそ・なぎと)外野手(3年)が初球の直球をとらえて左翼スタンドへ運んだ。先制のソロは、通算31号。公式戦では2本目で「みんな緊張すると思うので(昨年から)経験している瀬谷(大夢外野手)とか経験者が頑張らないといけないと思っていた。勢いづけられるように、と話していた」と明かした。

背番号11の布施東海投手(3年)が先発。5回2/3を被安打3の5奪三振、2失点と踏ん張った。

6回途中から2番手の重川創思(そうし)投手(2年)がマウンドへ。2-2の同点に追いつかれ、なお2死一、二塁のピンチだったが後続を抑えて、追加点は許さなかった。キレのある直球を軸にテンポのいい投球で、2回1/3を無安打無失点。神宮のマウンドは初めてだったが「投げやすかったです」と冷静に振り返った。

市原勝人監督(57)は、選手たちに「慌てないで挑め」と伝えていた。「年を取るごとに、子どもたちの気持ちが分かるほど初戦は嫌なもの。夏の大会は、こういうものです」と振り返った。

好投した重川については「いつもああいう投球をしてくれる。淡々といつものペースで投げてくれました」と評価していた。

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