第3シードの帝京が打ち勝ち、7回コールドで5回戦進出を決めた。

初回、今秋ドラフト候補小島慎也内野手(3年)がチームを勢いづける先頭打者弾を放った。2ボールからの3球目、直球をフルスイングし、打球はバックスクリーンへ一直線。神宮では初の本塁打で、高校通算39号。「気持ちよかったです。少しこすったかなと思ったけど、芯に当たったのでいったかなと思った。最初の打席はチームに影響があるので、勢いをつけようと思いました」と振り返った。

昨秋からチームを率いる金田優哉監督(36)は「すべての試合で1打席目に集中して入ってくれている。しっかり振った結果ですね」と話した。

2試合連続で先発した背番号10の高橋蒼人投手(2年)は、5回まで毎回の奪三振。2回にソロ本塁打を浴びたが、要所を抑えて7回を被安打7の8奪三振、2失点。金田監督は「もう負けられない。調子のいい選手からつぎ込みます」と話した。