花巻東が17安打18得点の5回コールドで水沢を圧倒し、5年連続(20年独自大会含む)で4強入りした。注目の2年生スラッガー、佐々木麟太郎内野手は「3番一塁」で出場。第4打席で巨人岡本和真(智弁学園)超えの高校通算74本塁打をマークするなど5打数4安打4打点と本領を発揮。第1打席が右前打、第2打席が遊直、第3打席が右前適時打、第4打席が右越え2ラン、第5打席が右前適時打だった。今大会通算では12打数6安打1本塁打5打点1四球とした。

花巻東は初回から一気にたたみかけた。小沢修外野手(3年)が右前適時打で先制。続く小原大和内野手(3年)が左越え2点適時打を決める。1死二、三塁で千葉柚樹内野手(2年)が右前適時打などで2点加点。初回に一挙5点を奪った。3回にも打線がつながった。まずは相手失策の間に2点追加。その後も菊池敏生外野手(3年)が中前適時打、渡辺陸外野手(3年)が右適時打で続き、仕上げは佐々木麟が2死一、二塁から右前適時打で10点目を奪った。

10点リードの4回には1発攻勢を見せた。1死満塁では宮沢圭汰内野手(3年)が左越え満塁弾。1死三塁では佐々木麟が今大会1号の2ランを右翼芝生席に運んだ。5回には佐々木麟の4打点目となる適時打などで2点を追加した。

先発・熊谷陸内野手(2年)は4回2安打無失点。最終5回には2番手・吉田幸永投手(3年)が1点を奪われたものの完勝した。23日の準決勝では盛岡中央-盛岡三の勝者と対戦する。