コロナ禍の影響で今春の県大会出場を辞退した掛川西は、1-0で浜松工を退けた。

掛川西の投手3人が、浜松工の強力打線を沈黙させた。左腕エース岩沢孔大(こうだい、3年)と黒羽(くろは)豊(2年)、山本柊太(しゅうた、3年)の右腕2人がリレー。それぞれ4回2安打、3回2安打、2回無安打と好投した。黒羽は「良い流れを崩したくなかった。結果を恐れないで思いきって投げた」と満足げ。3回の右犠飛による1点で辛勝した。

コロナ禍で今春の活躍の場を失った3人が、第5シード校を完封。プロ注目の4番打者・近藤爽太(そうた)外野手(3年)を4打数無安打に封じた。大石卓哉監督(42)は「投手陣はよく頑張った。自信になったと思う」と目を細めた。

4回戦の相手は、昨夏の準決勝で0-2と敗れた東海大静岡翔洋。昨年の3年生の屈辱を晴らすため、3投手が全力で腕を振る。