今春近畿4強の報徳学園が5回戦で姿を消した。1-0の6回にスクイズで追い付かれ、延長戦に突入。10回裏1死満塁のサヨナラ機を生かせず、11回に力尽きた。

エース榊原七斗(ななと、3年)の138球完投は報われなかった。「1球への集中力、執着心をゲームの中で途切れさせないこと、気持ちは絶対に負けないことを今後も変えずにやっていこうと思います」。気丈に語った左腕の横で、大角健二監督(42)は「点を取ってやれなかったですね」と悔やんだ。