初めての8強入りを果たした文京は、春準優勝の二松学舎大付に5回コールドで敗れた。

神宮球場の第1試合では、同じ都立の城東が第1シードの関東第一に勝利。文京・梨本浩司監督(58)は、城東が甲子園に出場した01年の城東野球部監督を務めていた縁もあり「選手は、俺たちもやってやるぞという気持ちがあったと思いますが、完璧にやられてしまった。二松学舎大付さんがさすがでした」と話した。

先発の峰尾賢人投手(2年)は二松学舎打線につかまり、1/3を被安打6の7失点(自責4)で降板。2番手の1年生右腕、水野耀喜投手が踏ん張り、2回は3者凡退に抑えた。しかし3回に再び打者一巡の猛攻を受け、2回2/3を被安打10の10失点(自責8)だった。

下級生主体のチームで挑み、同校史上初の8強入りを果たした夏が終わった。試合後、相手の校歌が流れた際に、梨本監督は「よく見ておけ。ここにきて、校歌を歌おう」と言葉をかけた。

東東京大会では、8強に文京、城東、小山台と3校の都立が入った。「(レベルが)上がっていると思う。ただ、ここから先の壁が厚いと思います」と話した。

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