全国高校野球選手権新潟大会は今日28日、帝京長岡-日本文理の決勝がハードオフ新潟で午前10時から行われる。

日本文理は3大会連続12度目の甲子園出場を狙う。12度は県内最多出場回数になる。準決勝の北越戦後、鈴木崇監督(41)は「もう1回挑戦できる。たくさんミスをしてきたが、最後は思い切ってやってもらいたい」と話した。

北越戦で16安打11得点など、準決勝までの5試合でチーム打率3割5分7厘と打線は好調だ。3番に座るエース田中晴也投手(3年)を中心に、1番井口虎汰郎三塁手(同)4番高橋史佳左翼手(2年)5番玉木聖大右翼手(3年)らが北越戦で複数安打を放つなど勢いをつけてきた。

田中は北越戦で自己最速150キロをマーク。要所の直球には力がある。準決勝は7回5失点(自責1)。中1日でのコンディション調整がカギになる。普段通りの投球なら帝京長岡の最速147キロ右腕、茨木秀俊(3年)との力勝負が期待される。田中を支えるためにも準決勝で3失策だった守備の整備が課題になる。

昨秋、今春と県大会で準優勝だっただけにリベンジの思いは強い。準決勝後、竹野聖智主将(3年)は「1球1球に集中する。やってきたことを出す」と決勝に向けて気持ちを込めた。