第104回全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪・フェスティバルホールで行われた。3年ぶり29度目出場の仙台育英(宮城)は、大会第6日の11日、第1試合で鳥取商との対戦が決まった。

仙台育英は東北勢6校の中で最も遅い、大会第6日に初戦を迎える。佐藤悠斗主将(3年)がくじを引き、「仙台育英高校。19番Aです」と宣言。その後、抽選は終盤に進み、鳥取商がトーナメントの横に入った。「難しい初戦ではあると思うが、自分たちがテーマにしている守り勝つ野球で戦っていけたら」と意気込んだ。

2回戦から登場となったが、須江航監督(39)は「日程と試合順は完璧です。120点」と話す。チーム内にけが人がおり、回復が待ち望まれる状態で「大会日程の後ろの方を引いてくれたらいいなとお願いしていた」。第1試合に関しては「宮城県大会が第1シードでずっと第1試合だった。朝が早い試合をずっとしてきたので、甲子園も第1試合を引いてくれたので言うことなしです」。

今夏は準決勝、仙台南戦での不戦勝を除く5試合で32得点5失点。4人の投手が登板し、継投策と堅守で勝ち上がってきた。「東北勢初の日本一になりたい。まずは目先の試合を勝ちきれるように一戦必勝で頑張りたい」と佐藤。89年夏、15年夏準Vを誇る実力校。夏は19年以来のトーナメントを制し、優勝旗を持ち帰ってみせる。