九州学院(熊本)が、先発全員マルチ安打の19安打で14点を奪い大勝。12年ぶりの甲子園白星を挙げた

同校OBヤクルト村上宗隆内野手の弟、慶太(3年)は「4番一塁」で先発出場。6回の第4打席で右翼線に落ちる三塁打を右手1本で放ち、兄が1年夏の出場で果たせなかった甲子園初安打をマークした。

「初めての甲子園で最初は緊張もあってボールも見えなかったけど、最後は慣れてきた。ヒットが出てよかったです」。

第5打席は四球。第6打席は左翼フェンス直撃の二塁打を放ち「まだ自分の中では納得のいく打球は打てていない。次の試合まで期間があるので、あれがホームランになるように」と、向上心を見せた。結果は5打数2安打1四球、2長打だった。

大会前にはチームが新型コロナウイルス集団感染。村上慶は「率直に甲子園に出場して、1勝できてうれしいです。なかなか今まで苦しいこともあったんですが、自分たちは心折れることなく練習を頑張ってきた。いい結果になってよかったです」と喜んだ。