九州学院(熊本)が国学院栃木を破り、12年ぶり3度目の8強入りを決めた。

1回、2死二塁からヤクルト村上宗隆の弟・4番慶太内野手(3年)の中前適時打で先制。これが決勝点になり「あれが結果的に決勝点になりましたし、うれしいです。4番を打たせてもらってるのでなんとしても」と、喜んだ。この日は

3打数1安打1打点、1四球だった。

初戦の帝京五(愛媛)戦では2長打でマルチ安打を記録。19安打14得点の猛打を引っ張った。勝利後は兄宗隆から「ナイスバッチ。次も頑張れ」と言われたという。過去最高成績のベスト8進出を決め「新チームが始まった時に、ベスト8は達成しようと目標にしてきた。大台にのれたので、喜ぶところは喜んで、反省するところはして、ベスト4に進めるようにします」と引き締めた。

◆村上慶太(むらかみ・けいた)2004年(平16)11月11日生まれ、熊本市出身。託麻南小4年から「託麻南小野球部」で軟式野球を始める。長嶺中では硬式の「熊本東リトルシニア」に所属。ポジションは主に一塁。3兄弟でヤクルト村上は2番目の兄。九州学院では1年秋からベンチ入り。高校通算6本塁打。好きな食べ物は焼き肉。趣味はサッカーゲームやメジャーリーグ鑑賞。応援している球団はヤクルト。190センチ、94キロ。右投げ左打ち。