今夏の甲子園限りで退任した創志学園(岡山)の長沢宏行前監督(69)が篠山産(兵庫)の監督に就任することが17日、分かった。

10月1日から指導を開始する。丹波篠山市に請われてスポーツ振興に従事。長沢氏は「地域型で根強く地域に応援してもらえるチームを作りたい。公立校でもできると示したい。私学で経験したことを生かしたいと思います」と話した。96年アトランタ五輪で女子ソフトボール日本代表ヘッドコーチを務めた異色の経歴を持ち、神村学園(鹿児島)の監督として05年センバツ初出場で準優勝。創志学園を強豪校に育て上げた。甲子園出場がない県立の同校で、新しい挑戦が始まる。