下関国際の地元、山口・下関市にある亀山八幡宮の“野球神社パワー”が、準優勝の力になった!?

同宮大鳥居の「亀山宮」と記された額の「山」の字の左下には、今でも野球のボールがはまったままで、落ちないでいる。

1958年(昭33)頃、投げられたボールがたまたまはまり込んだもので、以来「何かの縁」ということで、そのままの状態だ。

63年センバツの必勝祈願に訪れた下関商が全国制覇を果たしたことから、球児の験担ぎのパワースポットとして広まったという。

今でも、下関商が毎年1月に必勝・安全祈願を行っているが、球児個人や保護者らをはじめ、「落ちない」ボールにあやかる受験生の参拝なども多い。

下関国際について同宮関係者は「下関のチームなので、テレビで観戦しながら応援しました」と決勝まで応援しててきた。

また、下関市は、横浜DeNAベイスターズの前身となる大洋ホエールズ発祥の地でもあり、同宮関係者も「今でも、お年寄りの方は大洋ファンが多い。うれしいですね」。かつて捕鯨で栄えた港まちからの快進撃に野球の神様もほほえんだ。【菊川光一】