秋季近畿地区大会兵庫県大会1回戦で、滝川二・坂井陽翔(はると)投手(2年)が快投を見せた。

関西学院戦に4番・投手で先発し、5回4奪三振3安打無失点。4番としても5打数4安打3打点と二刀流の活躍で10-0の7回コールド勝ちにチームを導いた。

公式戦初指揮の関西学院・広岡直太監督(44)が「なすすべがなかった」と脱帽したほどの快投で、視察したスカウトのスピードガンで自己最速を更新する148キロをマーク。「2年の秋の時点で投打でこの内容なら、1年後が楽しみ」と評価される活躍で、来秋のドラフト1位候補に浮上した。

滝川二は、暴言やハラスメントがあった前監督(52)を9日付で解任。塚本泰成教諭(24)が監督代行を務め、初戦に臨んだ。同監督代行は「自分たちにできることは野球しかない。ぶれずにやろうと話していました。選手たちの気持ちに乗っかって勝たせてもらいました。選手たちが頑張ってくれました」と選手をねぎらった。