近畿大会は本命視された大阪桐蔭(大阪1位)の優勝で幕を閉じた。

来春センバツの一般選考枠は「6」。戦いぶりや地域性からも4強は当確だ。春連覇を狙う大阪桐蔭、決勝で0-1と接戦の報徳学園(兵庫1位)。報徳学園と打撃戦を演じた智弁和歌山(和歌山1位)、大阪桐蔭に3-5の龍谷大平安(京都3位)。いずれも全国的な強豪校で、甲子園でも上位進出を期待できる。

残り2校は8強の残り4校から選ばれそうだが、多角的な議論が必要になる。

履正社(大阪2位)の打線は4強に近い迫力がある。同じ大阪勢の大阪桐蔭が優勝し、6-9と競り合った報徳学園が決勝まで進んだことで、評価が引き上がる可能性がある。

彦根総合(滋賀1位)は初戦で近大新宮(和歌山2位)に快勝。大阪桐蔭にも4-9と食い下がった。滋賀から唯一の8強とあって地域性では有利だ。

高田商(奈良2位)は、初戦で乙訓(京都1位)に1-0完封勝利。龍谷大平安に0-5で敗れた。好投手がいるが2試合で計1得点の結果がどう評価されるか。滋賀と同じく地域性もある。

社(兵庫3位)は初戦で天理(奈良1位)に13-7と打ち勝ったが、智弁和歌山に0-7とコールド負けした。対照的な2試合の中身をどう見られるか、見通しが難しい。

大阪桐蔭が明治神宮大会で優勝すればもう1枠増えるが、7校目の選考も決して簡単とは思えない。【アマチュア野球担当=柏原誠】

○ 大阪桐蔭

○ 智弁和歌山

○ 報徳学園(兵庫)

○ 龍谷大平安(京都)

△ 履正社(大阪)

△ 彦根総合(滋賀)

△ 高田商(奈良)