北海が13-2で北海道栄を下し、8年ぶり春最多12度目の優勝を飾った。

プロ注目の右腕、熊谷陽輝投手(3年)が今季公式戦初先発。初回を3者凡退で無難に立ち上がると、4回まで1安打無失点の好投を見せた。打線は初回に1番片岡誠亮(せいすけ)中堅手(2年)の左中間二塁打を皮切りに1点を先制。3回には打者12人送り込み、5安打と4四死球などで一挙8点を奪い、試合を決定づけた。

前日の準決勝で札幌大谷打線を4安打完封した左腕の長内陽大(はるた)投手(3年)が5回から2番手で登板し、2回を1安打無失点。3番手の右腕・岡田彗斗(けいと)投手(3年)が登板直後の2連打などで2点を失うも、その裏に3番今北孝晟(こうせい)二塁手(3年)の右中間2点本塁打で10点差。先発全員の計15安打を記録し、危なげなく勝利を手にした。