第105回全国高校野球選手権(甲子園)に出場する北北海道代表クラークが8日、第2試合で前橋商(群馬)と対戦する。
7日、兵庫・西宮市内のグラウンドで練習を公開。エース右腕新岡歩輝主将(3年)を中心に、春夏通算4度目の甲子園で初勝利、北北海道勢12年ぶり白星を狙う。
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準備は整った。春夏通じて甲子園初勝利を狙うクラークが、満を持して聖地に乗り込む。主将で最速144キロのエース新岡は「状態はいい。順調に来ている」と大きくうなずいた。佐々木啓司監督(67)は「新岡の調子もいい。新岡中心に万全な体制はできている」と手応えを口にした。
試合前日のこの日、チームは兵庫・西宮市内の球場で約2時間練習を行った。紅白戦では新岡主将が先発登板し3回34球2安打無失点。前橋商は群馬県大会6試合で75安打、チーム打率3割9分5厘と4割に迫る打線を誇る。新岡主将は「全体的に気を緩めないように」と警戒する。
備えもバッチリだ。今大会から5回終了時にベンチ裏で10分間、暑さ対策の時間として「クーリングタイム」が初導入された。「水分補給の仕方など慎重に」と話す佐々木監督のもと、この日は紅白戦の3回終了時に予行練習。選手たちは氷水に手を入れるなど、試しながら体を冷やした。新岡主将は「顔や首を冷やしたり、けっこう涼しくはなる。手先はあまり冷やしすぎないように」と話した。
北北海道代表として12年ぶりの白星にも期待がかかる。11年に白樺学園が1回戦で勝利して以来勝ちがなく、北北海道勢10大会連続初戦敗退中。まずは試合の主導権をつかむべく佐々木監督は「相手より先に1点を取りたい。いい入り方をしたいね」と意気込む。新岡主将は「丁寧に丁寧に、しっかりと投球をしていきたい」と気を引き締める。甲子園1勝へ勝負に挑む。【山崎純一】

