第105回全国高校野球選手権(甲子園)に出場する南北海道代表の北海が10日、第2試合で明豊(大分)と対戦する。9日、兵庫・伊丹市内のグラウンドで練習を行った。今夏5本塁打を放っているチームの大黒柱、4番熊谷陽輝投手(3年)を中心に7年ぶりの白星を狙う。8日に勝利した北北海道代表のクラークに続き、94年以来29年ぶりの南北北海道代表校そろっての初戦突破を目指す。
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全国最多40度目の甲子園出場となる北海が、いよいよ初戦を迎える。相手は昨夏16強で、3年連続出場となる大分の強豪明豊。4番打者、投手としてもチームの中心となる熊谷は「1回戦がヤマ場だが勝てれば勢いに乗れる。目標はもちろん優勝だけど、まずは初戦を勝ちたい」と闘志を燃やした。
チームは兵庫・伊丹市内で約2時間、前日練習を行った。主に打撃練習やシートノックなどで体を動かした。熊谷はフリー打撃で柵越えを放ち、その後、ブルペンで25球を投げ込んだ。「バランスを意識して、コースにしっかり投げられた。状態もいいですし、低めに強い球もいっている」と、いい感触をつかんで練習を終えた。
熊谷は関西入り後、暑い日が続く中でしっかり調整を進めてきた。「振り込みや投げ込みはできなかったけど、短距離ダッシュなどをして(体の)キレを意識してやってきた。調子も上がってきたのでよかった」と準備は整っている。
北北海道代表のクラークが8日の1回戦で前橋商を下した。北海が準優勝した16年以来の白星を挙げれば、94年の北海&砂川北以来の南北北海道代表のダブル初戦突破となる。平川敦監督(52)は「クラークさんが北北海道で久々に勝っていますし、南北海道のうちとしてもまずは初戦勝ちたい」。熊谷は「勢いに乗って自分たちも勝てたら」と意気込んでいた。【山崎純一】
◆南北北海道代表のダブル初戦突破 1959年に北海道が南北2代表となって以降、過去3例。80年が最初で札幌商(現北海学園札幌)、旭川大高(現旭川志峯)がそろって3回戦進出。93年は東海大四(現東海大札幌)、旭川大高が1勝ずつをマーク。94年は北海と砂川北(閉校)がともに1回戦を突破後、2回戦で史上初の北海道対決が実現した。
○…北海の背番号1右腕、岡田彗斗投手(3年)が初の甲子園マウンドへ気合が入っている。前日練習では、ブルペンで31球を投げ調整した。「いい球がいっていて、だいぶ仕上がっている。自分の投球で圧倒できるように」。明豊打線と真っ向勝負する準備はできている。

