【台北(台湾)6日=柏原誠、保坂恭子】小籠包と一緒に、強豪チームをガブッといただく! U18W杯でスーパーラウンド進出を控えたU18日本代表は初めてのオフ。小籠包が有名な「鼎泰豊(ディンタイフォン)」で決起集会を行った。

食事中には、退院した小林隼翔主将(3年=広陵)が合流。目標の初優勝に向けて、B組2位の日本は、スーパーラウンド初戦でA組2位と対戦する。

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台北観光で心身ともに休息し、これからの戦いへ英気を養った。初めてのオフを迎え、ランチは小籠包が有名な「鼎泰豊」で決起集会。せいろに乗った小籠包が運ばれてくると、歓声が上がった。山田脩也副主将(3年=仙台育英)が「手を合わせてください。いただきます」とあいさつ。本場の味に、東恩納蒼投手(3年=沖縄尚学)は「めっちゃめっちゃめっちゃおいしい!」と声を弾ませた。

心強い主将も帰ってきた。小林は3日の米国戦で守備の際に橋本と交錯。頭部の検査のため台北市内で入院していたが、3日ぶりにチームに戻った。退院し、荷物を持ったまま食事会に遅れて合流。「お帰り~」と温かい歓迎を受けた。試合は中継で見ており、1安打完封負けを喫したオランダ戦について、さっそく「打撃面では全体的に気になるところもあったので、これから伝えていきたい」。精神的支柱の合流で、勢いがつきそうだ。食事後は、台北のランドマーク「台北101」でお土産を買うなど市内観光を楽しんだ。

初優勝へ、厳しい戦いが始まる。選手は午前中、宿舎近くの公園で野手は素振り、投手はタオルでシャドーピッチングなど約30分間の調整。スーパーラウンド初戦に向けて、汗を流した。A組からは優勝候補の地元台湾、韓国、プエルトリコがスーパーラウンドに進出。日本は同組2位、同組3位、唯一5連勝で同組1位の台湾の順で対戦する。