明石商は、OBでオリックス来田の弟、来田遥斗外野手(2年)が「3番左翼」で出場し、先制打を含む3安打1打点で2回戦進出に貢献した。

初回1死二塁。中前に先制の適時打を放った来田は「次の塁を狙う」ことを意識し、4番の右前打で三塁に進み、スクイズで生還。この回3点の先制を呼んだ。「つなぐ野球をやっていきたい」と3回は先頭打者で、6回は1死一塁でともに逆方向の左翼に安打を運んだ。

3人兄弟の末っ子で、7つ上の渉悟さんと4つ上の涼斗とは正月に集合する。普段は試合結果を送ったり、打撃フォームについて話をすることも。オリックス3年目の涼斗は180センチ、90キロとがっしり体型で、来田は168センチ、68キロ。入学時は今よりも細身で「ご飯をどんぶり1杯から2杯に」と食トレを強化し、約10キロの増量に成功した。父年正さん(54)は「やっとあれぐらい(の体格)になった。次男がでかすぎる」と明かした。

センバツにつながる秋の大会。緊張感を持ちながらまずは初戦を突破した。涼斗は明石商の1番打者として19年に春夏連続で甲子園出場し、ともにベスト4。兄の背中を追う来田の戦いが始まった。【中島麗】

○…明石商の狭間善徳監督(59)は初戦を厳しく振り返った。「外野フライで1点を取る野球をやったけど、それもできていない。この展開行ったら大体負けるパターン」。反省点は山積みだ。「練習をこれだけ積んできて、そのときのテーマと反対のことをやっている。あとは挑戦者で、もう1回戦えるので」と語り、17日に行われる神戸弘陵との2回戦を見据えた。