高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した。進学先は未定だという。

8月19日の甲子園準々決勝で仙台育英(宮城)に敗れた直後の取材対応では「今後に関しては岩手に戻ってからゆっくり決めたい」と明言を避け、熟考を重ねた。9月に10日間ほど渡米し、名門バンダービルト大を含む複数の大学とメジャー球団の施設を見学。その上で進路を「プロ入り」と「米国の大学留学」の2択に絞っていた。

この日は「3番一塁」で出場し、3打数無安打1四球だった。