来春のセンバツ出場校を選ぶ重要資料となる秋季九州大会(28日開幕、久留米市野球場など)の組み合わせ抽選会が20日、福岡市内で行われた。

福岡王者の東海大福岡は、初戦で九州学院と対戦。身長187センチの最速142キロ右腕、佐藤翔斗(しょうと)投手(2年)を軸に、17年春以来3度目の甲子園を目指す。今夏全国4強の神村学園(鹿児島)は、3季連続聖地を狙う沖縄尚学と激突する。九州地区のセンバツ枠は4。

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神村学園の初戦は沖縄尚学との屈指の好カードになった。

今夏創部初の甲子園ベスト4に進出したメンバー8人が残り、秋の鹿児島を5試合52得点と圧倒的な強さで制した。打線の中心はともに左打者の正林輝大(しょうばやし・こうだい)と上川床(かみかわとこ)勇希(ともに2年)の外野手コンビ。正林は夏の甲子園で打率4割3分5厘、上川床は同5割と打ちまくった。上川床は「一戦一戦を勝ち上がっていく」と夏春連続出場へ気合十分だ。