日本学生野球協会は15日、都内で審査室会議を開き、高校4件の処分を決めた。

夏の甲子園2度出場の富山第一(富山)は今年10月、部員32人によるミーティングを行った際、1年生部員の練習態度に不満をもつ2年生が多くいたことから、2年生部員1人が気合を入れる形で1年生19人に対し、1人ずつ腹部をたたいた。

上級生から下級生への指導の名のもとであっても暴力という間違った方法であること。また、実行者は1人であってもその場に全2年生がいて、その行為を止める行為がなかったため、部員の部内での暴力により23年11月4日から12月3日までの1カ月の対外試合禁止とした。

その他、千葉学芸(千葉)は部員の部内によるいじめにより、23年10月4日から24年1月3日まで3カ月の対外試合禁止。鹿児島城西(鹿児島)は副部長の部内での体罰と暴言、報告義務違反により副部長の(26歳・教諭)23年9月27日から24年1月6日まで4カ月の謹慎。光泉カトリック(滋賀)は監督(69歳・事務職員)の中学生との接触ルール違反により、23年11月16日から24年5月15日まで6カ月の謹慎とした。