07年選抜高校野球大会で、常葉菊川(現常葉大菊川=静岡)を初の日本一に導いた森下知幸氏(現御殿場西野球部監督)が16日午後11時39分、大動脈瘤(りゅう)破裂により、伊豆の国市内の病院で死去した。62歳だった。

学校関係者によると、15日までは野球部を指導していた。いつもと変わらずノックも行っていたが、16日に体調不良を訴えて早退。その後、容体が急変した。17日の全校集会で生徒にも伝えられたという。

森下氏は浜松商の主将として78年のセンバツ優勝。指導者としては母校や日大三島、常葉菊川、御殿場西で監督などを務めた。常葉菊川時代には「フルスイング打線」を代名詞に全国制覇も達成するなど、甲子園で13勝を挙げた。

通夜と葬儀は20、21日に近親者にて執り行われる。一般弔問時間も設けられ、通夜の20日は午後4時~6時、葬儀の21日は午前9時半~10時半。場所は、天翔苑(静岡県駿東郡清水町伏見639の1)。