16年ぶり2度目出場の宇治山田商(三重)が初戦を突破した。

村田治樹監督(53)は「本当に選手たちが最後まで粘ってくれた」と目を細める。

メンバー内で当日に体調不良者が2人出て、試合中にも中川春輝内野手(3年)が死球を受けて途中退場。郷壱成外野手(2年)は足をつって6回で離脱した。

苦しい展開となったが、指揮官は「自分がひるんだら選手たちが…」と、8回に選手を集めて「試されているな。先生も含めて、反省を含めてやってきたことを出そうか」と話をした。

その後、5-4の9回裏には先頭打者に出塁されて逆転のピンチを迎えたが、最後は伊藤大惺主将(3年)がファウルフライを捕り、2回戦進出を決めた。

指揮官は、涙を浮かべて勝利を喜び、次戦の中央学院戦(24日)へ「自分たちの力を出せるようにサポートしたい」と話した。

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