連覇を目指す山梨学院が創志学園(岡山)との名将対決を制し、2年連続の8強入りを決めた。優勝した昨春から甲子園8連勝。

吉田洸二監督は清峰(長崎)、そして昨年と2度の全国制覇を経験。一方、創志学園の門馬敬治監督も東海大相模(神奈川)を春夏合わせて4度の優勝に導いた名将。年齢も同じ54歳。2人は06年春に1度対戦。清峰を率いた吉田監督が3-2で勝利している。それだけに采配でも注目された一戦だった。

山梨学院が先手を取った。2回、2死一、二塁から途中出場の8番岩城敦仁の中前適時打で1点を先制。3回には2死一、二塁から5番針尾泰地の適時二塁打などで3点を奪った。

守っては先発の2年生左腕・津島悠翔が7回途中まで3安打無失点の快投。2番手の桜田隆誠も無失点の好投で完封リレーした。

創志学園は打線が振るわず春夏通じて初のベスト8を逃した。門馬監督は東海大相模から続いていた甲子園での連勝が「6」でストップ。甲子園39試合目で初の完封負けを喫した。