高崎健康福祉大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)を破り初優勝した。群馬県勢は初のセンバツ制覇。報徳学園は2年連続の準優勝。

1回に2点ずつを取り合って迎えた3回裏、健大高崎が1点を勝ち越した。1死三塁から3番高山裕次郎が右前適時打を放った。

守っては先発の2年生右腕・石垣元気が力投。1回に2点を失ったが2回以降8回まで無失点に抑えた。9回は同じ2年生の左腕、佐藤龍月が登板。無失点に抑えて逃げ切った。

報徳学園は2回以降、得点が奪えず。6回には無死二、三塁としたが得点できず。22年ぶりの優勝を逃した。

今大会から低反発バットが導入された。全31試合で本塁打は3本(うち1本はランニング)。金属バットが導入された1975年以降、最少となった。

◆低反発バット導入 今春から新基準となる金属バットが導入。「打球による負傷事故(特に投手)の防止」と「投手の負担軽減による(肘、肩などの)ケガ防止」などが目的。「バットの太さ」が最大径は67ミリから64ミリ、「打球部の肉厚化」では従来の約3ミリから4ミリ以上に変更された。