東海大静岡翔洋が清水桜が丘を6-3で下し、7大会連続(コロナ禍の20年特別大会を除く)の16強進出を決めた。2点リードで迎えた8回に3番伏見響内野手(3年)が、右越えにソロ本塁打を放ちダメ押し。勝利に貢献した。加藤学園は浜松市立に10-0の5回コールドで大勝し、5年連続で16強入りした。4回戦8試合は21日に県内4球場で行われる。

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節目の1発で勝利を決定づけた。東海大静岡翔洋は5-3と2点をリードして迎えた8回、伏見響が先頭で第4打席を迎えると、フルカウントからの6球目だった。内角直球に反応した。「自分はインコースが大好き。来た瞬間に『もらった!』と思った」。“大好物”を逃さずに振り抜き、右翼芝生席へと放り込んだ。

高校通算10号は、うれしい公式戦初本塁打だった。満面の笑みを浮かべてダイヤモンドを一周。大盛り上がりのベンチにハイタッチで迎えられ「攻守で貢献できていなかった。素直にうれしい」と声を弾ませた。3回には自身の悪送球から先制を許し、3打席目まではいずれも走者を置いた状態で凡退。最後に汚名返上のアーチを描いた。

韮山に12-2で大勝した初戦の2回戦では先制V打を放つも、3打数1安打にとどまった。「緊張もあったかもしれないけど、タイミングが合っていなかった」と内容にも不満が残った。同試合から1週間、映像を確認しながら修正。「今日の本塁打は、自分の一番良いタイミングで打てた」と確かな感触が残った。

森下倫明監督(61)も「気負い過ぎていた部分があったが、1本出て楽になると思う。バットもスムーズに出てきた」と期待を口にした。富士市立との4回戦を含め、ここから決勝までは中1日で試合が続く。昨夏の経験者は2人で、伏見響はその1人。「もっとバッティングで貢献していきたい」と決意を新たにした。“夏本番”を前に、活躍が欠かせない存在が完全復調への1歩を刻んだ。【前田和哉】

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