今夏甲子園8強の仙台育英がライバル東北を7-0の7回コールドで下し、新チーム初戦を勝利で飾った。有本豪琉内野手(2年)が2打席連続本塁打を含む3安打5打点で快勝に導いた。
2次予選1回戦では、東北生活文化大高は14-0の5回コールドで仙台工に快勝。宮城工は泉を10-2の7回コールドで破り、県大会出場を懸けた2回戦へ駒を進めた。
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甲子園を経験した貫禄を見せつけた。仙台育英は2点を先取した初回1死一塁。有本がカウント1-2からノーステップ打法に切り替え、左翼席に放り込んだ。さらに3回1死一、二塁の好機で迎えた第2打席でも、内角直球を捉えた打球は左中間への大きな一撃。自身初の2打席連発となる3ランで突き放した。高校通算11号に有本は「1打席目はまだまだ改善しなくてはならない中で、2打席目は修正できたことは自分にとって自信に変えていける点だと思います」と手応えを得た。
今夏は優勝校の智弁和歌山に準々決勝で敗れ、聖地を後にした。有本自身は2安打と奮闘したが「守備の差というのが一番目立ったかなと。単純にフィジカルも負けていて、スケールが小さくてもバットを振る力がないと智弁和歌山さんは超えられないということを学びました」。1年時より約10キロ増した背番号4だが、より一層体づくりに注力するつもりだ。
新チームが始動し、掲げたスローガンは“超変革”。須江航監督(43)は「これまでの当たり前や練習への臨み方で十分やれているなという部分を含め、変えていこうということ。もっとエネルギッシュに取り組んでほしいなと」。全国経験豊富な世代のさらなる飛躍に期待を込める。
新チームは、斎藤駿多内野手と倉方湊都捕手(ともに2年)をダブル主将として進める方針。だが有本は「もっと自分たちがガツガツと引っ張っていくという意識に変えていかないと、このチームはこれ以上、上に行けない。全員がリーダーという意識でやっていきたい」。2季連続の聖地を目指し、ひたすらに走り続ける。【高橋香奈】
◆有本豪琉(ありもと・たける)2010年(平22)1月8日生まれ、兵庫県出身。龍野宮脇ファイターズ、飾磨少年野球クラブに所属し、小学6年時には阪神ジュニアに選出。龍野東中在学時は兵庫夢前ヤングでプレー。仙台育英では1年春からベンチ入り。好きな言葉は「努力に勝る天才なし」。175センチ、79キロ。右投げ右打ち。

