<高校野球西東京大会:国学院久我山6-4東海大菅生>◇22日◇4回戦

 春夏連続の甲子園を目指す国学院久我山が、エース川口貴都投手(2年)のサヨナラ本塁打で8強入りを決めた。4-4で迎えた延長11回無死一塁から、高めのカーブを左翼席にたたき込んだ。「サヨナラ本塁打なんて初めてです」といいながら笑顔はない。実は、完封目前の9回、一気に5安打を集められ、同点にされていた。「投げ急いでしまいました。自分のせいで追いつかれたんで」。喜びよりも、反省しきりのエースだった。