<高校野球東東京大会:青山学院11-1大島>◇25日◇5回戦

 離島勢でただ1校の生き残りだった大島は、過去最高の8強を目前にして散った。先発の増山晃海投手(2年)ら3投手が打ち込まれ、力の差を見せつけられた。それでも、3回に主将の常川大輝内野手(3年)が犠飛で1点を返すなど、意地を見せた。離島で練習試合が満足に組めず、新チームになってから遠征はわずか8回。実戦経験が少ない不利の中での戦いだった。チームは06年にベスト8に進出。その快進撃を見て、大島進学を決めた常川は「よくここまで来られたと思う。誇らしい部分もある」と胸を張った。