全国高校野球選手権大会の福島代表で、12日に2回戦を迎える聖光学院は11日、大阪市内の球場で調整し、約2時間半の練習の多くを打撃に費やした。

 対戦相手の金沢(石川)は、最速150キロを超す速球が武器の釜田佳直(3年)を擁する。通常よりも打者に近づけた打撃マシンで速球や変化球を打ち込み、対策を練っていた。

 1回戦で打球を右手に受けたエースの歳内宏明(3年)は、ブルペンで約50球を投げ込んだといい「普通に試合で投げられる状態まで回復できた。苦しい初戦を経験したから、もうどんな展開でもあたふたしない」と自信をのぞかせた。