<全国高校野球選手権:習志野9-3明徳義塾>◇13日◇2回戦

 夏13度目出場の名門、明徳義塾(高知)が3-9で習志野(千葉)に完敗した。先発のエース左腕、尾松義生(3年)が誤算だった。

 不安定な初回から攻められ、4回途中に6安打7失点で降板。馬淵史郎監督(55)も「こんなに早く変えたことはない」という乱調ぶりが勝敗を分けた。その後も継投実らず2失点を喫した。

 打線は主将の北川倫太郎外野手(3年)の2戦連発となるバックスクリーン弾など意地を見せたが、計3得点と追いつけなかった。尾松は「変化球も直球も走らなかった。野手に点を返してやると言われ、粘らなければと思ったんですが…」と肩を落とした。