<全国高校野球選手権:光星学院2-1東洋大姫路>◇17日◇準々決勝

 東洋大姫路(兵庫)の原樹理投手(3年)は内野ゴロによる2失点に泣いた。兵庫大会での投球過多によって痛めた脇腹と右肩も回復し「球が伸びたし、カットボールもいつも以上に低めに集まった」と3戦目で最高の投球。強力打線を5安打に抑えて完投したが、援護に恵まれなかった。

 きれいな投球フォームがプロの注目を集める右腕。半年前の藤田監督との出会いがきっかけで直球に磨きがかかり、フォークボールも習得できた。「今までは勝てない投手だった。もう少し監督さんと野球をしたかった」と目に涙を浮かべた。