<全国高校野球選手権:光星学院9-3東海大甲府>◇22日◇準決勝

 光星学院(青森)が2年連続、今春センバツも含めると3季連続で決勝進出を果たした。1回、自慢の強力打線からいきなり快音が響く。4番北條史也内野手(3年)のバックスクリーンへの2ランなどで3点を先制した。4回にも北條が2打席連続となるソロ本塁打をこれまたバックスクリーンへ打ち込んだ。北條はこれで今大会4本目。85年のPL学園・清原の持つ大会記録の5本にあと1本と迫った。9回には3番田村龍弘捕手(3年)が左翼へ3ランを放ちダメを押した。

 決勝の相手はセンバツ決勝で敗れた大阪桐蔭。仲井宗基監督は「相手は横綱ですので、力をすべて出し切っていい試合をしたい。何とか結果を出したい」と春のリベンジと東北勢として初の全国制覇に意欲を見せていた。