<高校野球静岡大会:菊川南陵2-1富士市立>◇27日◇準決勝◇草薙球場

 菊川南陵が延長15回の熱戦を制し、創部29年目で春秋を含めて初の決勝に進んだ。

 9回に追いつかれて突入した延長では毎回のようにサヨナラ負けのピンチを迎えたが、11回途中から救援した1年生左腕の山川直人投手が踏ん張ると、15回に2死一、二塁から9番辻拓也内野手(3年)の左前打で勝ち越した。

 今大会から指揮を執る牧野剛史監督(34)は「山川に助けてもらった」と感謝した。