<高校野球宮崎大会:日南学園4-3延岡学園>◇27日◇決勝

 日南学園が昨夏代表の延岡学園を破り4年ぶり6度目の出場を決めた。3回に3連打などで逆転を許したが、6回、2番谷口周平主将(3年)の左前打で勢いづいた日南学園打線が1死二、三塁として5番山本樹一塁手(2年)の適時打で2点を挙げ逆転。5回から登板した抑えの村田陽春(3年)が延岡学園打線を無失点に抑え勝利を決めた。準決勝で延長12回を戦った翌日の決勝は雨で1日順延。ナインにとっては休養を取る恵みの雨となった。「ホッとしました。3年間甲子園を逃してきたので卒業生の顔が浮かんだ。甲子園では思い切りプレーさせてあげたい」と金川豪一郎監督(33)は話していた。

 ◆日南学園

 1951年(昭26)各種学校の日南経済専門学院として創立の私立校。66年に日南商となり82年から現校名。生徒数は579人(女子293人)。野球部は66年に創部。甲子園は春4度、夏は6度目出場。OBに赤田将吾、寺原隼人(ともにオリックス)ら。日南市吾田東3の5の1。藤原昭悟校長。

 ◆Vへの足跡◆2回戦7-2都城西3回戦8-0宮崎工準々決勝1-0都城東準決勝6-3鵬翔決勝4-3延岡学園