<高校野球島根大会:立正大淞南6-5石見智翠館>◇26日◇決勝◇松江市営野球場

 立正大淞南が甲子園切符をつかんだ。石見智翠館との決勝は二転三転息詰まる展開。3回に1点先制したがその裏逆転され、その後も一進一退の攻防が続いた。7回に2点を取り逆転に成功。エース左腕の山下真史(3年)が1点のリードを守りきった。太田充監督(47)は準決勝を突破した際に「ここまできたら優勝を狙いたい」と話していたが、万感の思いでナインを見つめた。前回出場した09年夏は8強進出。準々決勝も準優勝した日本文理(新潟)から一時リードを奪うなど、旋風を巻き起こした。狙うは当時を超える4強だ。

 ◆立正大淞南

 1961年(昭36)に淞南として創立された私立校。松江日大、淞南学園と改称され、01年から現校名。生徒数は354人(うち女子60人)。野球部も61年創部で、部員102人。甲子園出場は春はなく、夏は1度。主なOBに広島中村恭平、サッカー元日本代表の岡野雅行ら。所在地は松江市大庭町1794の2。広江直澄校長。◆Vへの足跡◆1回戦14-0津和野2回戦1-0邇摩3回戦7-0矢上準々決勝4-3大社準決勝4-1開星決勝6-5石見智翠館