<高校野球静岡大会:浜松商14-6浜松西>◇13日◇1回戦◇浜松市営球場

 各球場で激しい雨が降り、試合中断が相次ぐ中、1回戦24試合が行われた。

 浜松商は初戦から打線が爆発した。2年連続の同一カード、浜松西との初陣で「最初は硬さがあるはず。ガンガンいきたい」(内山頼人主将=3年)と先攻を選択。1回表に四球、内野安打などを絡めて無死満塁とした後、4番内山を皮切りに中軸で3連打。一気に7点を奪った。3、4、6回にも追加点を挙げて計19安打とし、7回コールド勝ちを収めた。内山主将は「チームにつなぐ意識があった。1戦ずつ、決勝のつもりでやりたい」と気持ちを引き締めた。

 もっとも4回に降雨による9分間の中断があった後、好投していた中村祥輝(3年)が崩れて同回に5失点。結果的に両軍で計30安打が飛び出す乱打戦となった。鈴木祥充監督(51)は「負けているような心地だった」と謙虚に話した。【藤中栄二】