明治神宮野球大会東北代表の仙台育英(宮城)が16日、準決勝九州学院(熊本)戦へ向け、横浜市内で約3時間の調整を行った。15日の天理(奈良)戦で2安打4打点と活躍した4番郡司裕也捕手(2年)は、この日の打撃練習でも快音を響かせ、好調をアピール。「ボールが見えている。打てる気しかしない」と自信をみなぎらせた。

 180センチ、80キロと体格のいい右打者。東北大会では5割3分3厘とチームトップの打率を残した。また学校では常に成績上位の秀才。どんな時も表情を変えずにクールに投手をリードする。エース右腕佐藤世那(2年)からも「体が大きくて投げやすい。(盗塁を)刺してくれるのでランナーがいても不安がない」と信頼を置かれている。

 今日17日の九州学院戦へ向け、郡司は「たぶん打ち合いになる。点を取られても焦らないでやっていきたい」と冷静に構えていた。【高場泉穂】