<センバツ高校野球:箕島4-3開星>◇28日◇2回戦

 開星の春木良太投手(3年)は150球を投げ抜いた。6回以降は10回まで無安打に抑える好投を見せたが、11回、高めに入った直球を中前に運ばれる決勝点を奪われた。金星を挙げた慶応戦と2試合を満身創痍(そうい)の体で完投した。昨年12月に潰瘍(かいよう)性腸炎を患い3月には右ひじを故障。この日は試合前に点滴を打って登板した。春夏通じて初のベスト8進出はならなかったが、「夏に帰ってきます」と早くも前を向いていた。尾藤監督率いる箕島と府中東(広島)時代に対戦した野々村監督は「尾藤監督は神のような存在。箕島とまた戦えたのは素晴らしいこと」と話した。