<高校野球南神奈川大会:横浜創学館6-1金沢>◇17日◇2回戦

 第1シードの横浜創学館が小泉真純左翼手(3年)と中西良太二塁手(3年)の1、2番コンビの活躍で金沢に6-1と快勝した。

 小さな2人が「大きな」仕事をした。1回裏、162センチのリードオフマン小泉が右翼越え三塁打で出塁し、ボークで先制のホームを踏む。続く169センチの中西が左翼席へ運ぶ高校通算15号本塁打。仲良しコンビが長打力攻勢だ。2回は巧打で魅せた。2死三塁から小泉が右前適時打。すかさず二盗し、相棒中西の左前打で一挙生還すると、中西も50メートル5・8の俊足で二盗を決めた。2人で4安打3打点3得点に2盗塁。大技、小技に加え足技も見せた。

 南神奈川では第1シード4校のうち、2校が初戦敗退の波乱の幕開けだった。「みんな初戦で緊張していたのが分かった」と小泉。そこは中学時代(東金沢シニア)でも1、2番を組んだ2人。小泉が出れば中西も続く相乗効果でチームに勢いをつけた。中西は「小泉が初回に打ってくれたので、気分よく続くことができた」と笑顔で話した。

 毎年、優勝候補に挙げられながらベスト4が最高。甲子園に行くために2人はともに進学。小泉は「いい形で初戦を勝てた。1戦1戦、2人でチームに勢いをつけたい」と先を見据えた。