<高校野球西東京大会>◇11日◇2回戦

 府中東は佼成学園に0-7の7回コールドで敗れた。佼成学園の強力打線に対し、後藤龍太投手(3年)は不破強捕手(2年)と配球を相談。変化球8割、直球2割の組み立てで挑むことを決めた。「真っすぐは走っていたし、調子は良かった。変化球で攻めたけど、スライダーが甘く入ってしまいました」。初回、警戒していた相手の4番水井優三塁手(3年)に本塁打を打たれ、腕が振れなくなった。制球が定まらず、3回以外は毎回走者を背負った。「攻撃につながる投球ができなかった。自分たちの分まで後輩たちには頑張ってもらいたい」と大粒の涙をぬぐいながら話した。