<高校野球秋田大会>◇20日◇3回戦

 昨夏の決勝進出校が、そろって姿を消す波乱があった。前回覇者の明桜は能代商に1-3で敗れ、準優勝の本荘は由利工に0-5で完封負けした。先発9人のうち1年生3人、2年生2人の明桜・田中亮監督(39)は「甲子園に出た去年と違って若い。秋の新チームから再び上位を狙えるよう出直したい」と話した。現チームで昨秋の県大会を制した本荘・尾留川徹監督(50)は「今年のメンバーなら全国でも戦えると思ったんですが…。徹底して狙わせた相手投手のスライダーを、とらえられなかった」と首をひねっていた。