<高校野球岐阜大会>◇11日◇1回戦

 センバツ4強の大垣日大が、中津を12-1の逆転5回コールドで下し、初戦を突破した。

 エース葛西(かっさい)侑也投手(2年)が1回2死後、安打と四球で満塁として暴投。雨でぬかるむマウンドの影響もあり、思わぬ先制点を許してしまった。葛西は「先に点を取られ攻めのリズムを悪くした」と反省しきり。

 3回にようやく相手投手の制球の乱れにつけ込み押し出しで同点。4回に6安打と敵失などで一気に11点を奪い試合を決めた。

 阪口慶三監督(66)は「相手よりも天候が気になっていた。先制され5回(降雨コールド)で終わってしまうのが不安だった」と苦笑い。2回から本来の投球を取り戻した葛西は「まず県岐阜商を倒してからです。甲子園のことはそれから考えます」とライバルに闘志をたぎらせた。【坂祐三】