ナショナルズのエース右腕マックス・シャーザー投手(34)が25日のマーリンズ戦で、7回を投げて5安打1失点、10三振で今季18勝目(7敗)。1900年以来17人目となる1シーズン300奪三振を達成した。

ナ・リーグで3年連続でのサイ・ヤング賞を目指すシャーザーは、7回1アウトの場面でオースティン・ディーン左翼手を打席に迎え、フルカウントから85マイル(約137キロ)のスライダーで相手を仕留めた。2万6483人の観衆の大半が偉業に沸き、ナショナルズのベンチとブルペンの選手らがスタンディングオベーションを送ると、同投手は片手を挙げてこれに応えた。

今季33試合に先発したシャーザーはメジャー最多の18試合で10三振以上を奪ったことになり、キャリアでは通算82試合で10三振以上をマーク。節目の300奪三振について「この数字に到達することを夢見ていた。コンスタントにマウンドに立ち、三振を奪うことがいかに難しいかを知っているからね」とコメント。「どうしてもこれをここ、本拠地で成し遂げたかった」とし「ファンの素晴らしいサポートがあった」と感謝の言葉を残した。